p1030965

MYTEK Manhattan 2 レビュー

大変ありがたくお借りしましたので感想をまとめます。内容は購入検討されている方が比較参考になるように意識して書きました。強い部分、弱い部分、音楽的な特徴、性能的な特徴、そして設計面での特徴にも触れます。

音楽的、性能的特徴

男性的で力強い音、左右定位と上下帯域のワイドレンジさ、前に出てくる音、そしてスピードとパワーを重視する描写が特徴です。スピードとパワーに振った分丁寧さにかける部分もありますが、その分勢いを感じさせる出音となっています。繊細な描写を要求するクラシック系は荒くて相性が悪いですけど、低音重視の曲やリズムの強い曲では優位性を感じました。

低域に個性のある帯域があります。ベースのちょっと上くらいの帯域です。このあたりに倍音の厚みのある帯域があって、そこから下は細くなっていきます。絶対的な伸びるローというより少し上が張り出してその下からはパッと聞いた印象ほどは出ていません。

これが個性的な低音感を生み出しています。多分ですけどレギュレータ出力以降に大きめの電解コンデンサを並べているのでその特性の帯域にちょうど上記のような個性が出ているものと思います。美味しい帯域ではありますから意図的だと思います。

駆動力についてはICを使ったDACの中では実力が高いです。大半の現代的なICを使ったDACよりは駆動力があると思います。同じような現代的なICを使っている自分のAK4497とはかなりの駆動力差があった(Manhattan2がより良い)ので驚きました。

でもdCSみたいなディスクリートDAC、古い積分形DACのような余裕を感じさせる程の駆動力はありません。これらが余裕で低音から高音までビシバシ正確に描写する感じだとしたらManhattan2は必死で描写している印象があります。やはりES9038であっても小さいIC一つなので限界があるのだと思いました。

楽器演奏で例えるならスピードの早いたくさんの音符をしっかり演奏できずにややルーズな演奏になってしまっている印象と似ています。早く正確に弾くという意味ではdCSや積分形DACが最も高性能で、Manhattan2はパワーとスピードでやや力押しが目立つ表現です。

例えばですが、爪弾きのような非常に細かい表現の機微を正確に描写することは苦手です。演奏の抑揚や現場の空気感は埋もれがちで明瞭に聞き取りがしにくいです。そのため抑揚がない一辺倒な演奏に聞こえたり、録音現場の雰囲気やまとわりつく余韻などが埋もれがちです。この点でもManhattan2は細かいことは良いんだよ的な勢いと力強さでパワフルに押す音という印象を受けます。

駆動力、特定帯域の厚み、この2つはどちらも低音にとって重要パラメータです。Manhattan2は独特の厚み(ベースの上、ギターの胴なりのあたり)があり、勢いを感じさせる個性があるのでこれらが気に入ったら強いです。

最後に高域ですが、色付けは現代的な標準で薄めであり付帯音も少なめ、Manhattan1と比べるとだいぶ個性は薄くなりました。Manhattan1のほうが筐体デザインと音とのマッチングはしっくりきます。でも2のほうがクオリティは明らかに上です。

高域のトータルバランス=仕上がりは若干色がある程よいバランスだと思います。dCSほど個性的ではありませんが粒子感もあるので空気感にも程よく貢献しています。この粒子感によって余韻が前に出てきますし、色彩感もあります。そのかわり本当に細かい部分は均質になります。またDAVEほど高域の付帯音が強くないので最初の印象ではむしろおとなしい高音とすら感じました。

高域のピントの正確さとか緻密でなめらかな描写を追い求めるならDAVEなど他の製品が良いでしょう。高域の正確な描写力はDAVEや積分形DACにはかないません。滲んだ音で一般的な現代DACと同じです。(高域の付帯音と解像度は別の要素です)

そのほか、Manhattan2は上記の通り音の前後感が若干希薄になりますので、この点はDAVEのほうが前後感と現場の雰囲気が感じられます。

DAVE比では高域付帯音の少なさ、定位の広さ、音の安定感、に注目するならManhattan2が上になります。DAVEが優位なのは高域情報量と奥行きですが、奥行き描写もDAVEより少し劣るレベルでそこを重視しない方なら問題ないレベルで描写出来ているのでなかなかハイレベルかと思います。

どちらにせよ試聴して比較したら、聞きたい音が定まっている方なら迷うことはない位に個性が異なります。

設計上の特徴

p1030783

p1030784

設計上の音質の肝は次のとおりかと思います。

・トランスと電解コンデンサと整流ダイオードの物量が凄い
・電流の余裕を重視した設計でパワフルな出音が期待できる
・ESSの専用電源ICを使っている=DACの電源がローノイズ
・クロックが低位相雑音品(ただしBrooklynも同等)
・IVオペアンプが8パラレルになっている=アンプ起因のノイズが抑圧

デジタル段はFPGAで処理してそうなので不明です。

アナログの電源ICはLM2990とLM2940でかなり平凡なスペックです。なのでアナログ回路は実はローノイズ重視ではありません。オペアンプが8パラなのでアンプ回路側に起因するノイズの影響を防げていると思うのですが、実は電源起因のノイズは共通なのでパラレル化では打ち消されません。

アナログ電源はハイスピードなレギュレートではなく電流の余裕を重視した設計のため絶対的なフラット感やスピードよりも電流持続力と余裕に舵を振った設計になっています。

アンプ直近に大きな電解コンデンサがついているので負荷への電流供給を狙った設計だと思います。そのかわり電解コンデンサは周波数特性、特に低域方面への特性の伸びが限定されますので周波数応答にはどうしても個性が出ます。これは独特の低域が強調された音作りと繋がっているものと考えます。

大型トランス、大型整流ダイオード、DACとしては巨大な整流用電解コンデンサ(22000uF等)、太い配線、MELF抵抗、フィルムコン、負荷直近の大型電解コンデンサ、ES9038Pro+ESSの専用電源IC、IVオペアンプ8パラ+平凡なアナログ電源レギュレータ、これらが設計上の特徴となりそうです。自作の場合でも上記設計に似せたコンセプトで設計すれば基本的な出音の雰囲気は似てくる可能性が高いと思います。

もしここから最も手軽に音質的なアップグレードをするならLM2990とLM2940をローノイズなレギュレータに変更することが一番でしょう。しかしそうするとManhattan2の独特の音楽性でもある勢いがなくなって、おとなしい地味な出音になって物足りないということがあるかもしれません。

Manhattan2はデジタルフィルターを色々変更できますのでそういった音質要因もありますが、実装されている各種フィルターはどれもChordほど音質に支配的なフィルターではない普通のフィルターなので微調整レベルで音に支配的ではありません。

測定値(個人測定なので参考程度にお願いします)

1000hz_thd_trim24

アナログボリュームフル設定、1kHz THD、+24dBV trim

1000hz_thd_trim24_dgvol

デジタルボリュームフル設定、1kHz THD、+24dBV trim 同じ出力ですがアナログボリューム経由よりTHDは良好です。

j-test_trim24

J-test、+24dBV trim

crosstalk

クロストーク -120dB前後

rcaout_5mhz

5Mhz帯域のノイズフロア分布。帯域外ノイズは少なくよく抑圧出来ています。これが付帯音の少なさに関係します。なお60kHzの膨らみは外来ノイズの影響でDACによるものではありません。

rcaout_100khz

100kHz帯域+20kHzLPF時の微小領域の残留ノイズ。この結果は現代DACとしてはやや高めです。

p1020044

音楽制作的観点によるヘッドフォン比較

先日こちらの作品でミックス2曲とマスタリングで参加したのですが、いままでのAudeze LCD-2にFocal UtopiaとFinal D8000を加えた作業は始めてでした。

「Twin Crew Star」の画像検索結果

http://lovelicot.com/twin_crew_star/

特にマスタリング時はより絶対的な基準が重要視されますので、公正なバランスの視聴環境は必須だと思っています。なぜなら絶対基準がもしずれていたら、最終的にリスナーにお届けするデータは「あるべきバランス」からズレたものになってしまうからです。相対的なバランスが良ければ(マスタリングで補正できるので)問題にならないミックスとはここが違います。マスタリングは最終工程なので、音源として良いバランスになっていなければならないです。

今回はマスタリングを通して各ヘッドフォンの良いところと悪いところがオーディオとは別の視点でわかりましたのでここにまとめておきたいと思います。

Final D8000

「Final D8000」の画像検索結果

http://snext-final.com/products/detail/D8000

低周波領域にピークまたは共振帯域が複数分布しています。なのでマスタリング作業でピーク除去のEQ作業=細かく被っている帯域除去をする作業にはあまり適さないヘッドフォンです。この特性はアンプを良くしても改善しませんでした。

具体的には200-400Hz帯域に2つくらい共振?があって、その上にそれらの高調波と思われるいくつかの癖のある帯域があります。

このヘッドフォンで作業していると上記帯域をどうしても削りたくなりますが、気になるところをすべて削った音源をモニターSP、スペクトルアナライザーでチェックすると中低域が痩せ過ぎた結果となります。なのでこのヘッドフォンでこの帯域は触れません。作業をしていて別の曲を触っても同じような帯域ばかり気になるときはシステムに問題がある可能性が高いです。今回もそういう感じでした。

逆にD8000が良いのは超低域の量感バランスのチェック、ダイナミクスのチェックです。このヘッドフォンは低域がちゃんと出ています。普通のヘッドフォンのような響くだけの低音じゃなく低周波をユニットが駆動しているからです。なのでヘッドフォンにありがちな低音バランスを取りにくいという問題は緩和されています。小型モニターではなかなか見にくいところまで手が届く感じです。低音が強い割に高音のうるささもちゃんとうるさく聞き取れるヘッドフォンなので全体のバランス調整ならEQ作業もOKだと思います。

またアンプ次第なのですがアンプさえ良ければコンプレッサーによる音の速度変化は見えやすいのでEQよりコンプの調整に向くヘッドフォンだと思いました。余韻や中高域のディテールの描写力はFocalのUtopiaには負けます。

Focal Utopia

Utopia high-fidelity headphones

https://www.focal.com/jp/headphones/utopia/utopia

UtopiaもD8000と別の帯域ですがやはり共振帯域がありますのでEQでの被り帯域の除去には向かないヘッドフォンです。

Utopiaの場合は1k-6kくらいの広い帯域に細かく癖のある帯域が分散しているような印象です。具体的にどの帯域とは言いにくいのですが聴き比べると中高域に明らかなピーク感があってそこの帯域はあまり触れない印象です。これもアンプを良くしても改善しません。そのためこのヘッドフォンでもEQで細かく被っている帯域除去をする作業は向かないと感じました。

ダイナミクス系の処理はやりやすいです。D8000に対して特に優位性があるのが減衰の描写力が非常に高いことです。なのでダイナミクス系のなかでも微細領域の変化、スレッショルドの深いところでの変化がD8000よりチェックしやすいです。この特性は例えばミックスでリバーブのかかり具合、減衰の重なり具合等を調整するときに向く性能です。

高域のディテール描写力もD8000より高いので、例えばプラグインの種類ごとによる質、触ったときの質感の変化、音色の微調整、これらの作業にも向くヘッドフォンと思います。低音はD8000のほうが輪郭がはっきり明瞭な音です。

Audeze LCD-2

0020720003_7735_2000x

https://www.audeze.com/products/lcd-collection/lcd2

古いモデルでこの中では最も価格は低いですが、意外と健闘していたのがこれです。実はEQでの細かい作業はこれが一番です。特に共振帯域がこの中では最も目立たないので帯域除去作業はこのヘッドフォンが一番良いです。どの帯域も癖が少なく音源の課題が見えやすいですし、除去したときの変化も見えやすいです。

EQ処理でひとつだけ問題があるのが2k以上の中高音が「うるさく聞こえないこと」です。これの何が問題になるかというと、モニターSPや他のヘッドホンで聞いたときに高域の上げすぎ、うるさいと感じられるバランスにまで突入しがちなことです。なので高域のバランスが出すぎていないか他のヘッドフォン、モニターSPでのチェック必須です。

もう一つ問題はダイナミクス性能に限界があることです。低域のスピードがとても遅いので中域くらいまでの微細な描写がユニットの駆動にマスクされやすいです。アンプでかなりの改善が可能ですが、基本性能の問題ですので上記二機種のようなハイエンドヘッドフォンに比べるとそのような微細領域の減衰ディテール、一定以上の速度のダイナミクス変化を見るのは苦手です。

うちのモニターSPもこの変化に若干弱いところがあるので、LCD-2と合わせて長いことダイナミクス調整を苦手としていましたが、このようなリスニング環境の制約が弱点を作っていた側面は否めません。

結論

ということで各種特徴があって複数使い分けることが効果的というとてもお金のかかる結論です。ハイエンドクラスのヘッドフォンを一つ持っていてもそれで完全になるわけではなく、弱点を補い合うような組み合わせにしなければならないということです。ハイエンドクラスでも思っていたよりも性能に限界があるというのが事実でした。

また注意したのはヘッドフォンだと木を見て森を見ない調整になりやすいということです。これはマスタリングよりミックスでより深刻だと思っています。特定の音を聴くくせがついてしまうと作業中でも客観的なバランスで音楽を見にくくなります。個人的にはこれは作業時間が長くなるほど顕著だと思っています。そうなると変なバランスになっていても気づかないです。こうなるとある部分が良くてもある部分がアンバランスということになりやすく、最終的に俯瞰的なバランスをモニターSPでチェックすることはとても大事だと思っています。

しかし上記のような3機種を使いわけるとモニターSPの出番はかなり減らすことが出来ると感じました。今まではヘッドフォン作業はLCD2だったので、ヘッドフォンで聞いてモニターで聞いて、またヘッドホンで聞いて、というやり直しがとても多かったのですが、今回は3機種で音を詰めてからモニターSPで聞いても違和感が殆どなかったからです。

一般的にはヘッドフォンでのミックス、マスタリングは駄目だとよく言われますが、このような高性能な機種を複数使い分けて最適化することで高性能モニターを用意しなくてもある程度のバランスに持っていけそうな手応えは感じました。とはいえ上記機種を揃えると相当高額なモニターSPが買えますので音出しできる環境があるなら実はあまり参考になる内容ではないと思います…。

まぁモニターSPはモニターSPで完璧な音を出すのは簡単ではないので、モニターSPメインの人でもある程度以上のヘッドフォン環境を補助用に持っていても良いのかなと思ったりもしています。

main_pc

作曲少女の感想、素人向けの耳コピの方法

作曲少女ってこれです!

【作曲少女】楽しみながらよくわかる! 作曲入門ライトノベル『作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話~』

番外編が連載されていますが、こちらは無料で読めますので合わせてこちらもおすすめしておきます。結構ためになるお話が続いています。

【作曲少女Q】~作曲少女・番外編~デジランド独占公開スタート!

実は最近読んだのではなくて大分前に読んでいたのですが、今更ながらこの本を読んで思ったことを書いてみたいと思います。長いので興味がない人は帰宅推奨です!

Continue reading “作曲少女の感想、素人向けの耳コピの方法”

aikatu

アイカツとラブライブとプリパラと音楽性

前回の続きです。今回も一部の曲を海外のMidiサイトにアップしてデータ紹介しつつそれぞれの曲について思ったことなど書きます。アイカツ、ラブライブ、プリパラ、それぞれのコンテンツの音楽的特徴とか強みについて、ちょっと考えてみたいと思います。最初は曲の分析ですが下の方に音楽性について書いています。

fashion check!

歌手:わか・ふうり・すなお・れみ・もえ from STAR☆ANIS、作詞:uRy、作曲:石濱翔

Midiデータ
http://www.hamienet.com/midi39819_fashion-check.html

この曲、なぜか非常に印象に残りました。どこが強い?って言うわけじゃないのですが、しばらく頭のなかグルグル回っていました。なので気になって音取りをしました。結局印象に残った理由は謎のままなのですが、気になったポイントだけ書いておきます。

Continue reading “アイカツとラブライブとプリパラと音楽性”

61jd9lXlzcL

花ハ踊レヤいろはにほ解説と、耳コピMidi(外部サイト)とか

楽曲の解析つきの記事です。大分前に取っておいたものも含めて紹介しようとおもったのですが、今回のいろはにほだけで凄い長くなったので続きは次回にします。音感がなくても出来る耳コピの方法とかも紹介したいのですがそれはまた今度にします。

一応念の為にですがMidiは100%原曲忠実じゃないところもあります。理由は和声の細かいところがちゃんと取れないという理由もあるのですが、そういうところは勝手に解釈して変えてしまっている(適当にコード成分を選んでいる)からです。絶対音感がないですしただの能力の限界ですけど。そして明らかにメロが違うんじゃないの?ってのがあったらただの間違いかもしれません。

基本的にコードはスケールの選択によって形が決まります。別に意味合いが同じなら基本的な形でなくてもいいわけです。スケールの選択が同じで重要な成分さえ拾っていれば、正直適当でも細かいコード成分などは(コードネームが多少変わっても)別解釈で構成してもOKではないかと思っています。なのでこういうのは問題ないというゆるい考え方で取っている為に、あえて違う音を選んでしまっている場所もあります。

あと内部データを見れるMidiでなければ参考にならないことがあるので、どうしてもMidiデータにてアップしたかったのですが、自サイトでMidiをアップすることは危険なので外部サイトへのアップになっています。なおアップ先は当方では削除操作が出来ません。

花ハ踊レヤいろはにほ

歌手:チーム”ハナヤマタ” 作詞:畑亜貴 作曲:田中秀和

Midiデータ
http://www.hamienet.com/midi39823_Hana-Wa-Odore-Ya-Irohaniho-some-fixed.html

この曲の存在は最近しったのですが非常に良い曲だと思いました。昨日アップしたオーディオ聴き比べのリファレンスとしても使っています。音もクリアでオーディオ的にも良いですね。楽曲は和テイストかつ爽やかな感じが良いです。しかし切なさの部分や勢いのある部分等、展開で上手く見せているなと思いました。

せっかくですからこの曲を音取りして思ったことをまとめてみたいと思います。既に解析サイトなどもあるようですが、ここでは自分独自の解釈で書いてみます。この曲で感心したのはまず次のポイントです。

Continue reading “花ハ踊レヤいろはにほ解説と、耳コピMidi(外部サイト)とか”

chorddavefront

Chord DAVEと他のDAC試聴してきました

2016年9月 購入後のレビューあっぷしました

久しぶりにオーディオ試聴をしてきました。御茶ノ水オーディオユニオンでChord DAVEの展示があったので、厳密比較のため自分のヘッドフォン+音源を持参できいてきました。ショップさまには高額機器を快く試聴をさせていただき感謝いたします。

結論から言えばDAVEは予想よりすごかったです。価格はとても高いのですがさすがにHugoとは次元が違いました。Hugoでは前回の厳密試聴の結果、自作AK4495S-DACのほうが概ね良かったわけですが、多分ですけどDAVEと比較したら情報量とか解像度については自作DACのほうが不利そうでした。いままでこの部分について集中的に取り組んできたのですが今回はやられている感じがします。

そして単なる解像度以上に、いくつか印象的だったことがあったので、それについて詳しく書きたいとおもいます。DAVEについてはまだまだネットの情報では突っ込んだ試聴レビューが少ないですので、少しでも参考になればと思うところです。とはいえ一個人の感想でしかないですから、いつもどおり内容の信憑性については話半分にてお願いします。

Continue reading “Chord DAVEと他のDAC試聴してきました”

god2j_tests

神曲Alternative TacticsのMix素材をミックス

レベル高いミックス素材を探していたら偶然見つけました。2014年にこんな面白い企画があったのですね。通常このようなハイレベルのデータのパラ素材が公開されることはまずないので凄いありがたい企画だと思います。単体の曲としても普通に凄い良い曲だなと思いました!こんな素材を公開してくれているのはまさに神ですね。曲はこの手の素人的にはなんとなくドリーム・シアター?みたいな曲だなと思いましたが、本当はいろいろジャンルとか有るんでしょうね。

G.C.C.II 概要(日本語)

調べてみるともともとは音ゲーの曲のようです。せっかくなので最初から原曲は聞かずに素材だけでやります。これはある程度自分の解釈が出来上がってから原曲を聞かないと、原曲の解釈の影響を強く受けてしまうからです。それはそれでいいのですけど、せっかくなので独自解釈メインでということです。もちろんある程度出来てからは原曲も聞いて調整はします。

やってみたのがこれです(こちらリテイク前です)。なかなか難しいですね。複合ジャンルで色々なシーンが織り交ざっているので手間もかかります。でも曲が良いとやる気も出るので不思議なもので、この曲は作業が苦しくなく全然楽しく作業できました。かけたのは大体5-6時間くらいで、これ以上やっても耳が飽和して実力以上にはならないので今はこんなものだと思います。(これ書いている時点では問題に気づいていません)

おそらく問題は有ると思うのですが、これ以上無理に長時間作業しても耳が飽和していると結果が悪くなる経験しかないので、あとは何日とか時間が立ってから見なおしてみないと問題には気づきにくいです。

3月22日追記 やっぱり問題に気付きました。下にリテイク版のファイルをアップします。

Continue reading “神曲Alternative TacticsのMix素材をミックス”

imgIndex2016s

[M3]AK4495S DAC展示、ミックスキット、オーディオキット

予定していたSRC、電子ボリュームキットは諸事情で延期になりました。すみません。

今回は実質yohine Best Worksとなるミックスキット集、オーディオキット配布です。電源がある場所なので自作AK4495S-DACの実機試聴も行います。いつものCD類はほんのちょっとだけ持って行きますけど、今回はCDメインのイベントとは考えていませんので、あまり期待しないで下さい。CD関係は次の例大祭になります。

Innocent Keyオーディオ部 第二展示場2F コ-31a

配置はここみたいです。Twitterで告知しているみたいなので知っている人は知っているかと思います。以下、DACの試聴案内、ミックスキットのクロスフェードと詳細、オーディオキットの予定について詳細です。

Continue reading “[M3]AK4495S DAC展示、ミックスキット、オーディオキット”

hqdefault

電波ソングの真面目な考察 さしみちゃんもあるよ

今日は先日アップされた216さんの大変素晴らしい動画の裏で鳴っている曲ですが、この曲は一応電波ソングっていうジャンルになると思うのですが、今日はじゃあ電波の定義ってなんでしょう?ってところから書きたいと思います。

よくある電波ソングって?

昔このあたりについて電波ソング大好きな人と深く語り合ったことがあるのですが、まずはなんとなく一般的な電波ソングのイメージや特徴でいうとこんな感じで考えられているのではないかと思います。

  • 電子音中心、テンポ早め、明るめの曲
  • 掛け声や連打のセリフがある
  • ボーカルの声が高い、またはそれ以外の特徴的な声
  • ちょっと際どかったり、変わった題材の歌詞

とりあえずこの辺満たしていたらよくある電波ソングかなぁという風に感じるのではないかと思います。でも実は電波ソングはこのような要素だけではたりなくて自分的にはこれだけの要素だと電波って言うには弱いんじゃないかと思っています。なぜそうなのか?それを詳しく書いていきます。

ニコニコ大百科での記述

http://dic.nicovideo.jp/a/電波ソング

調べてみたらこの辺に気合の入った記事があってよくまとめられていたので、せっかくなのでリンクを貼ってこちらより一部引用します。上のページで電波ソングの特徴として書かれている内容です。

  1. 「萌え」要素が含まれ、萌えることを念頭においた「萌えソング」。
  2. リスナーに「中毒」「依存症」を引き起こすほど極めて印象的な楽曲。

上にかいた4項目に該当する曲も1に近い特徴を持っている曲が多いですね。大百科からせっかく引用したのですが個人的にはこの1のみの曲はもう今では電波と呼ぶには弱すぎると思っていて、2の要素が何らかの形で強く絡んでいることは必須条件ではないかと思うところです。とくに電波っていう名称が出始めた初期の頃みたいに1だけの楽曲すらレアだった時代と違って、今はそういう楽曲はいくらでもありふれています。現代では1だけじゃあ既に普通の曲レベルで、他に際立った何かがなければ全くインパクトもなければ記憶に残る曲にもならないです。

あくまで電波の初期時代は1の要素だけでもレア度の高さから2を感じた人がいたというのが1のみの楽曲で電波と呼ばれてしまった真相ではないかと考えます。

むしろ電波の本質に近いのは2のほうです。これはあらゆる広義の意味で考えれば印象的であればなんでも良いのでかなり幅の広い表現まで含まれます。ここが実は電波の深いところだと思うのです。そういう視線で記事の上にかいた4つの条件をみるとどれも聞き手に強く印象づけるための手段の一部でしかないとみなせます。なので実際にはこれだけじゃなくて次のような要素も必要になると思います。

Continue reading “電波ソングの真面目な考察 さしみちゃんもあるよ”

新年のミックス素材&ベスト3の追加情報

みなさまあけましておめでとうございます。今年もどうなるか不安なInnocent Keyですが、それなりによろしくお願いいたします。

本日は新年のなか空気を読まずにミックス素材をアップしたいとおもいます。ですがここでアップする内容は次回作のベスト3の収録予定楽曲となっております。ベスト3は100曲近い内容なので1-2曲アップしても全体のコンテンツから見たらほんの一部でしかありません。なので今回の記事はミックス素材アップ+ベスト3の簡単な予告も兼ねた内容としたいと思います。

ベスト3収録内容の追加情報

先日簡単に情報を書きましたが、収録は溝口ゆうま氏が在籍していた範囲までです。それ以外にいつもどおり有力ゲストさまによる新曲、そして今回はとらのあなのゲスト楽曲(こちらはゆうま氏作も含まれます)、さらにイオシスとA-oneへの提供楽曲のうちyohineが制作した東方関係ほぼ全て、これらも収録する予定です。とらのあな関係は「わかさぎ印のさしみちゃん」までの収録となります。このような追加楽曲があるのでいままでのベストよりもさらに収録曲が増えているわけです。

またいままでのベスト同様、PV、グラフィック、ラフ画、デザインデータ、没音声、仮歌、24bit音源など、多様なデータも同時収録となります。今回もお世話になったゲストさまからのコメント、メンバーによる製作時のコメントなど、読み物も収録します。

今回は楽曲数が非常に多いので1層のDVDディスクでは入りきらない見込みなので2層DVDになりそうです。なので価格を今までの1500円から2000円にアップさせてください。内容は相応に増えていますため、どうかご了承願います。それでもほとんどのサークルのベスト盤よりずっと内容は充実しているはずです!

ベストの1-3まででイベント価格5000円ちょうどになります。これでInnocent Keyの黄金時代?の楽曲はほぼ全て揃います。

Continue reading “新年のミックス素材&ベスト3の追加情報”