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lookkg486さんの余力溢れる超ハイエンドシステム

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2018年8月下旬にお邪魔いたしました。今回のメンバーはいつものnemo3と、以前にうちにもオフで来られたことのあるLoui(るい)さんの二人、どちらもアニソン大好き勢です。

家は河口湖にある本物の別荘です。個人的に富豪お宅訪問みたいなのが好きなので高まります。そしてここは河口湖の中でも中心地から離れたやや郊外にあるのでオーディオをするための周辺環境としてはとても良い場所です。空気の静寂感があって電気と空気のSNが良さそうです。家そのものの写真はもちろんアップできませんが周辺はこんな感じです。雰囲気だけでも感じ取ってもらえたらと思います。

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システムの構成について

スピーカはYG acoustics Sonja 2.2、ツイーターを最新のものにアップグレード済み、そしてなんとウーファーはネットワークをバイパスしています!ネットワークはマイクで音を取ってから位相とEQを補正できるトリノフというハードウェアを使ってデジタル領域で実現しています。このようなハイエンドシステムでSP内部のネットワークをバイパスするなんてかなり豪胆ですね。プリは1台なので上下どういう接続になっているのか聞き忘れてしまったのですがパワーアンプは2セットあるので上下別のパワーで鳴らしているのは間違いないです。

ということでYG acoustics Sonja 2.2でありながら等位相かつフラットEQで聞ける環境が出来上がっています。ケーブル類はもう意味がわからないくらいの高額ケーブルの山なのでここは完全に未知のゾーンです。一つ一つは音に強力に貢献しているはずですが個別の音については全くわからないです。その未知のゾーンの写真はこれです。

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音質

このようなシステムなので一体どのようなすごい音がするのかと思って音を聴くと別の意味で驚きます。それは全く力みのないリラックスした音だからです。決してぬるい音という意味ではありません。音そのものはレンジが広くかなりの低音から高音まで高速で立ち上がりきれいに消えていきます。すべての音が明瞭に見えるような、音数が多かったり速度の異なる音が折り重なるような難しいソースを持ってきても余裕を持って鳴らします。レンジが広いのに力みがないということです。そして空間と音のSNも高い。凄みを全然感じさせない、実はこれは凄いことです。

もともとYG自体が現代SPの中でも高い安定感、揺るがない力強さを感じさせるSPではありますが、その方向性をさらに推し進めた出音というとイメージがしやすいかもしれません。

自分はいつも色々な要素が分かるまるでベンチマークのような曲を持っていくのですが、それでわかったのは定位感、SN、描写力、駆動力、これらのトータルバランスで弱点が最も少ないシステムと思いました。この音のレンジと質感の均質さでありながら先日の記事にあった富山県のIさんのような定位特化システムと比べて定位の再現も80-90%まで出ています。恐ろしいです。これは確実に等位相補正の効果だと思いますが普通のマルチウェイシステムでは出ません。自宅環境も等位相ですが70%くらいの再現度です。

弱点があるとしたら一つだけ、数kHzの帯域に折り重なったような付帯音があります。シンプルなシンセサイザー波形を使った曲を聞くと等位相ではない環境ではやや潰れたような音がするのですが、ここの環境では基本はきれいに鳴っているのですが一部の帯域でだけ潰れたような印象がありました。それについてlookkgさんに恐る恐る伝えますと2kと10kにちょっと癖があるそうです。恐らくそこの影響だろうと言うことです。しかし一部の特殊な音楽以外を聞いているときには気にならないので些細な問題です。

まとめますと、トータルバランスに優れ、力強さと音の余裕の両立、SN、定位に優れた音源を選ばないシステムです。そして一番の特徴は余裕だと思います。lookkgさん自体が人間的にもとても余裕があって行動力やパワーを感じる方だったので出音にはとても納得できる感ありました。

学ぶこと、感じたこと

ここの床は70cmのコンクリート、その上に板を敷いているだけらしいので超強固です。最近はっきりと気づきましたが床はとても大事です。実はオーディオは床の音を聞いているといっても良いです。

自分はハイエンドの必要条件として絶対的な駆動力が必要だというのは最近になって強く気づきました。駆動力そのものを軽視していたわけではありません。しかし描写力や透明感や解像度によりすぎていたと思います。描写力を担保するのは駆動力ですから、駆動力は絶対的に必要です。そしてコンポーネントの駆動力を担保するのは床です。だから絶対的な音の余裕も単にコンポーネントのグレードだけではなくて床の強固さによる影響がとても大きいと感じました。

自宅に戻って音を聞くと絶望するほどに安定感にかける、弱々しい音しか出ません。なぜなら木造二階で床が弱いからです。歩いていてすぐに分かる柔らかい床です。なので今回は自宅の足回りを強化したいと強く思いました。

実は今回の件のもう少し前にも同じような気づきのきっかけがありました。そちらは非公開案件なので記事にはまとめていませんが同じように駆動力の重要性を痛感する出会いと体験があったのです。そして今回の件もポイントは違うのですが要点は同じでした。それは世界のハイエンドは常に駆動力を再重視していること、今の自分にはまだまだその視点と追求が不足しているということです。この2つの出会いによって強くそれを感じました。

このような貴重な気づき、体験、に感謝したいと思います。対策関係は別途記事にまとめていきます。

おまけ

当日は木材の聴き比べや食事など、楽しく過ごしました。色々お世話になりまして、ありがとうございました。満足なお礼は出来ませんでしたがまたよろしくお願いいたします。あとはツイッターの発言や写真を貼っておきます。

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