オーディオインターフェース比較結果2

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お久しぶりです。今年からBlogの方はちょっと傾向を変えまして、より内容の濃いものをお届けできたらと思っています。頻度はちょっと落ちてしまいますが、その分密度はかなり高めていきたいと思っておりますので、これからもよろしくお願いします。

大分前ではありますが、D-Rec公式サイトにて新機材が入ったというニュースを見まして大変気になっていたのですが、行く機会がありましたので直接お店に行って参りました。本当はTCのStudioKonnekt48にも非常に興味があったのでぜひ比較をしたかったのですが、店員さんにきいたところまだ試聴の準備などは出来ていないとのことで今後のラインナップの拡充に期待したいところではあります。

前回のレポート(FireFace800、ONYX400F、Traveler)はこちらを参考にしてください。

・今回の比較機材

Apogee Rosetta200
Aposee Ensemble
RME FireFace800
Digidesign 003Rack

Apogee Duet
TC electronics Konnekt24D

上グループに関しての接続環境は前回と同様の内容です。なお上グループと下グループではスピーカや接続環境が違っていたため直接比較は出来ませんでしたが、両グループにApogeeがあるので製品が全て似た傾向であるという前提ではありますが、参考にしていただければと思います。
なお、試聴にはEastWestのQLSOのデモ(Wavファイル)を使用しました。

・Apogee Rosetta200
今回の比較の中では最高品質。音と音の隙間が明瞭で低域も高域も良くのびていた。ほんの少しだけ明るめの音質を感じさせるが、音作りでよくあるような派手なきらめきというか歪み感はほとんどなく、わずかな音の傾向というレベルでしっかりした音だった。他のメーカーに比べて躍動感のあるダイナミックで抑揚のはっきりした音が印象的。
だがこの中では値段が最高で2CH AD/DA専用機という位置づけの豪華仕様のため、音については最高でなければ存在価値自体ががないので当然の結果ではある。期待はずれでもぼったくりでもないのは実証されたかと思う。

・Apogee Ensemble
同メーカーの製品なだけに基本的な傾向はRosettaと非常に良く似た雰囲気である。比較すると曇りを感じるが全般的にはそれほど遜色のない音だった。ただ出力ゲインがかなり低く、ミキサー上でRosettaと同じ音量にするためにはフェーダーを最大まで上げなければならなかった。本体の音量設定は確認した限り最大に設定していたにもかかわらずである。上記の音質はこういった部分が原因でRosettaとの差が出ている可能性もあるが、そこも含めて本機の実力ということになりそう。

・RME FireFace800
前回のレポートでは圧倒的な高音質だった本機だが、今回は周りのラインナップがかなり強力だったため欠点も見えてきた。最初にRosettaから切り替えて感じたのは比較的暗めで解析的な雰囲気の音。しかしかなり健闘していて、品質面では決して劣っているとは感じさせず、Ensembleとの比較であれば好みの問題で片付けられそうなレベルだった。もっとも音の違いを感じたのはハープのアタックで、RosettaとEnsembleではきらびやかかつ鮮明に聞こえたのに対して、RMEではおとなしい表情で全く違った感じに聞こえた。奥行きや躍動感は一歩譲るとしても実売価格の差を考えるとRMEは十分高品質で魅力的と言えそう。最大ゲインはRosettaとEnsembleの中間よりややRosettaよりな程度だった。

・Digidesign 003Rack
今回の比較対象の中では明らかに劣る音質だった。歪む高域と全体的に引っ込んだ感じの音であり、上記3機種と比べるとぱっと聞いた瞬間にクオリティの低下がある。前回比較したTraveler、ONYX400Fとの比較ならば、もっと特徴がはっきりとつかめたかもしれない。製品の性質上音質に特に力を入れている製品ではないということであろう。

・TC electronics Konnekt24D
この製品のみモニター環境や試聴曲、試聴回数等が異なり、正確な比較が出来ているかは自信がないので参考程度にしてほしい。
比較対象はApogee Duet一応Ensembleと同等と言う宣伝であるDuetとの比較をもとに参考にして欲しい。Konnektの音はおとなしく明るめの音だった。躍動感や奥行きやレンジ感はDuetのほうが勝っているものの、音は歪んだり埋もれたりと言う印象はなく、直接比較をしても実用レベルの音であることを感じさせるものだった。しかしもっと良い環境で聞き比べをした場合にはもっと大きな差が見つかる可能性もある。

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