中古物件でオーディオ対策、富裕層的内装

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前回記事の続きです。今回は家関係が中心です。ただし家blogではないのでオーディオに関係する部分とバーチャル富裕層関係を中心に紹介になります。

内容は個人的にこだわった部分の紹介で、このようにするのが一番よいかはわかりません。オーディオ対策した家を何度も立ててる人は少ないと思うので知識やノウハウの構築は非常に難しいです。私も見たことがある対策や思いついたなかなか現実的な内容をやっただけです。下記の内容をみて良さそうと思う内容があれば自由に使ってください、という程度の記事です。

最初に総予算書いておきますが取得費用の土地、家、リフォーム全部いれて3000万円台です。内容の割に高くなっているのは単純に60坪あるやたら広い家だからです。この辺で普通の120㎡くらいの家だったら総額半分位でできてると思います。700万円くらいのそんなに悪くない土地付き中古ありますからね…。面積が少ないとリフォームも金額そんなにかかりません。新築であれこれやっている家に比べたらだいぶ安いと思います。

参考用にローンの返済金額簡単にまとめます。固定金利1%、ボーナスなし返済35年として、毎月の返済額は以下のとおりです。個人年収400万円台では頭金や預金で大きく変わりますが3000万円以内が現実的でしょう。3000万円を超える場合はある程度の頭金がないと返済が厳しいと思われます。

5000万円:14.1万円
4000万円:11.2万円
3000万円:8.4万円

ちなみに個人事業や非正規の場合はフラット35以外は選択肢になりません(審査で落ちる)。フラット35なら基本的にある程度の収入があれば大丈夫です。

個人的な考えですが、固定金利か変動金利かについては、現在の低水準で金利固定にするメリットが上回ると考えています。変動金利は将来的に考えられる最悪のケースに耐えられる場合のみ選ぶべきで、金利が上がって困る状況なら固定が安全だと思います。

オーディオ設置場所のための間取り変更

この分野でも予算の範囲でできる対策をしました。まず1Fのもともとの間取りなのですがこの様になっていました。

これを以下のように変更しました。意外とオーディオルームを左右対称壁、ドアや窓なし、外への影響、これらを総合して採用できる間取りって少ないです。リビングに形の欠けや和室や収納がある場合も多く、このようにオーディオ専用スペースをきれいな形で作れる物件は意外とありませんでした。(あっても他の条件が駄目だったり…)

四角いボックスは家具配置の検討です。イラストレータで1/100の間取り図を配置して、家具のサイズを入力しておき使い勝手や配置は事前に検討しておきます。引っ越しはもう何回もやっているので途中で学んだのですが、このようにして検討しておかないとあとから入れたいものが入らない、適当において後でやり直しとなりやすいため、今はこのように事前に検討することにしています。(ここまで検討してもあとからやり直しあります)

もともと左下の和室を実質オーディオルームにしています。オレンジは机と椅子、薄い青はオーディオ機材、濃い青は来客用ソファーというイメージです。和室にあった窓や出入り口は全部潰しましてリビングとのあいだにあった壁も撤去しました。外から見るとシャッターがしまったままの窓や縁側があるのですが2重の内壁をつけて封殺しています。やっと左右対称の部屋を手に入れることができます。実際の部屋で左右対称ってなかなか難しいです。今回は天井高をあきらめたのでなんとかなりましたが。

なおこの間取りで言う家の外側、左と上側は道路で、右側は今の所畑、下側は庭と駐車場になっているので騒音問題にはならないです。なので普通レベルの大音量なら防音をしなくても大丈夫です。前回の記事でも書きましたが、防音をすると定在波が深刻になるのでルームアコースティックで更に費用がかかるという悪循環です。なので防音を減らせるならそれに越したことはありません。

参考までに、元々の和室はこんな感じでした。

これがこうなります。軽量鉄骨なのでブレースはそのまま残ります。これも予算が限られているので仕方ありません。性能を維持して完全に除去するにはこれだけで1000万円位かかるって言われました。諦めました。

分電盤と配線とアースとコンセントについて

1Fは電気配線をほぼ全部やり直しました。築30年近いというのもありますので、元々あった配線も撤去して新しい配線に交換、そしてもともとのコンセントの位置が全くオーディオに対応できないためついでに全部追加で新規配線を行います。

電気配線で意識したのは次のような内容です。

  • 200V配線と専用アース工事
  • コンセントごとに専用配線を引く
  • 分電盤を家用とオーディオ用で分ける

これだけ見るとオーディオ用としては普通の内容なのですが、中古物件特有の条件として天井を撤去しないと電気配線工事は高額になることです。理由は簡単で天井がそのままの状態で再配線が大変だからです(電気屋さんに聞きました)。

今回の場合は天井にVicousticのFlexi Waveを60個取り付けしたいことを事前に伝えてあったので、総重量100kgの音響材をぶら下げるなら、天井はそれに耐えられる強度で作り直す必要がありました。なので天井を一度撤去して、作り直しです。なので電源配線をほぼ全部やり直すことは難しくありませんでした。

中古物件の場合はこのあたり要チェック項目になります。特に音響対策を兼ねて天井を完全に作り直すプランは本気で考えるなら悪くはないと思います。吹き抜けでない場合は2.4m天井の定在波は150Hzで必ず問題になります。それなら天井を作り直し、音響対策、電源配線、照明のリニューアル、これら全てアップグレードするチャンスです。

配線と分電盤

事前にこのような資料を作成して希望を電気屋さんに伝えました。契約は75Aで従量電灯C相当です。Bですと間に60Aなどのブレーカーが入ります。Cの契約ならこれを除去できます。オーディオ用の電気工事事例を調べると30Aという事例が多いですが、個人的には定格が大きいほどよい=定格が大きい分電盤にすることは電流定格を確保して低抵抗となり電気的余裕を確保することと同じ、と考えています。だから75Aです。

さらに希望としては、屋外からの配線をできるだけ家庭用電力に接続する前にオーディオ用に分岐をしたかったからです。屋外から分岐できれば一番ですがそれはできません。なので屋内でできる最も手前での分岐を希望しました。こうすればオーディオ系統へ家庭用電力起因の電圧降下を防ぐことが出来ます。もちろん大電力を使えば大元からの変動は発生しますが、それは大元から別系統に分岐をしなければ防げません。

上の画像を作成した時点では分電盤内部で自由に配線分岐できることを想定して伝えていました。しかしこのあとこの構想は実現可能なものの、かなり費用がかかることがわかって完全分離構想は断念することになります。

この実現が難しい理由として、特注分電盤になることが理由です。通常の家庭用分電盤はバータイプで規定数のブレーカーが最初から付いているタイプで、量産されていて安いですが融通がききません。たいてい分岐は末尾にあります。なので自由に分岐というのは出来ないのです。末尾から分岐になりますとエアコンなどの大電力を消費する家電の末尾にオーディオ用分電盤をつなぐことになります。末尾からの分岐だとオーディオ用分電盤は家庭用電力の電圧変動の影響をすべて受けることになります。

しかし特注ができるタイプの分電盤は本体価格も高く、しかも配線費用も別途かかります。見積もり段階で40万円くらいはかかりそうでした(本体20万、配線20万)。

https://ntec.nito.co.jp/prd/C1603-C1708-C1606-S6206.html

日東工業株式会社 電灯動力混合分電盤

参考↑ 標準分電盤はオプション豊富で融通が効くかわりに高額になりやすい

バーチャル富裕層としてはここまでの費用は出せないので一般分電盤で希望に答えられるものを探しました。頑張って探した結果以下の製品が該当しました。このあたりは電気屋さんに伝えても難しいので全部自分で調べて型番レベルまで特定してから伝えています。

https://ntec.nito.co.jp/news/pdf/0000004483.pdf

このプチスリム送り端子台は上の画像だと末尾に取り付けるようになっていますが、そうではなく最初についているブレーカーを3つ外し、取り付け位置を入れ替えれば希望を実現できるはずということです。これは電気屋さんが念の為メーカーに聞いたら対応可能だったらしく、めでたくオーディオ専用分電盤は先頭から分岐ができることになりました。

ということで実際に出来上がったのはこちらです。この下にもう一つオーディオ専用の分電盤があります。

この方法は家庭用分電盤を買ってくるだけでできるので工賃、本体費用含めた工事代金はかなり安いです。限られた費用で分電盤の対策をするならこの方法が一番だと思います。配線をオリジナルでやってもらうと、あっという間に費用が増大してしまいます。現物の価格は以下のとおりです。

あとうちは実現できませんでしたが、分電盤の配置はオーディオルームに近いほうが良いです。もちろんオーディオルームは振動源にもなるので直接揺れる壁面に分電盤を取り付けるのはよろしくないですが、それ以外の場合は近くの部屋が一番良いと思います。外から分電盤までも短くできれば短く、分電盤からオーディオルームもできる限り短くが理想でしょう。うちは屋外からの配線が地下を通っていて分電盤位置の変更が不可能だったので分電盤が遠くなってしまいましたがどうしようもありません。新築なら外配線、分電盤、オーディオルームの位置関係は自由にできますので理想を追求できます。

屋内配線についてもう少し。電気的な対策と振動対策についてです。まず電気的な方なんですが昔片岡教授って人がEMCの観点から提言した以下の内容。

  • 屋内配線は全部VVRにする
  • コンセントや分電盤のLN間の距離を最短に配線する

今回これは知っていてやりませんでした。

理由はいくつかあるのですが、VVRは一部ではなく屋内配線全部をやらないとあまり意味がないこと、そしてその位の対策で完全に防げるほど環境ノイズが甘くないからです。シールドルームでもない限り空中は家の外も中もノイズだらけ、今はWifiがあるので家庭内のノイズもひどいことになっています。なのでノイズ対策はコンセント以降、機器の直前で機器内部で対策をするしかありません。筐体のシールドと電源ケーブル以降でのノイズ対策を中心とする方法が効果的かつ現実的だと判断しました。機材内部の対策は自力で出来ますので、電源配線は機器側で対策ができない項目=低インピーダンスと電圧降下の最小化、これを最優先しました。そしてノイズ対策は機器以降で行う、このように問題と対策を切り分けています。(最悪ノイズに弱い機器を使う場合はシールドルームに近づける対策をするしかなくなります)

もう一つのLN間のループですがこれも僅かな効果しかないので神経質になる必要はないと個人的には思います。やらないよりはやるほうがましかもしれませんが、当時と比べて高周波機器が格段に増えていますので今はあの時代の対策では不十分と思います。それこそ隙間ないシールドルームを設計して、外部から入ってくる配線は全部にフィルターを念入りに入れるくらいやらないと駄目でしょう。Wifiも携帯も使えない部屋になりますが、おそらくそれ位やってようやく理想の環境になったと言えます。片岡教授は機材開発まではやっていませんので外部でできることをやっていたのだと思います。

次に振動対策です。これ配線を天井通して色々対策するよりも、本当は床下を強化して下を這わせる配線が(振動のことだけ考えるなら)一番良いのではと思います。天井は強度を高めても限界があるし大音量を出したら天井は振動してしまいます。しかし床下、特に床側は大地なのであまり振動しません。耐久性やメンテンナンス性は怪しいのでそこは業者に要相談になるかもしれませんが…。うちでは床を全部剥がす工事でなかったため、分電盤からの床配線はやりたいけど出来なかったアイデアです。

200VをEUコンセントにする

これは事前に事例探したのですが国内での事例はないようです。多分国内の色々な決まりごとの外なので派手に紹介は出来ませんが簡単にだけ書きます。オーディオ用の200VでEUコンセントを使うメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリット

  • 囲まれている形状的に振動特性が良さそう。コンセントの音質問題は振動が重要。コンセントベースは電気的に意味はないけど音は変わる=振動問題
  • 100Vとの配線ミスを容易に防げる。わかりやすく、まず間違えない形状。
  • 国内200Vのタップやケーブルは入手性が悪いですが、EU向けはオーディオ用の選択肢が豊富にある
  • ホコリ等がつもって出火しにくい形状

デメリット

  • コンセントパーツの入手
  • やってくれる施工業者があるかどうか
  • 法律的には怪しい

正直実用面に絞って言えば国内向け200Vコンセントと比較してデメリットはないと思います。入手性の問題はいまだと壁取り付けのコンセント自体はAliexpressに売っているので簡単に解決できます。ただ、これをやるかどうか、最後は自己責任になると思います。あまり公にするのはよくないとは思いましたが、メリットは多い方法なのであとは読者の判断におまかせしたいと思います。あまりにこの方法が広まったら何らかの規制や面倒に巻き込まれることになるかもしれませんが、そうなったらこの部分は全部削除する予定です。

ただEUでは230Vで普通に施工されているものではあります。さらに国内向けでは200Vコンセントの場合、本来は100Vと同じ形状は駄目なのが原則ですし、単相か三相かで形状も違うのが本来ですが、オーディオで200Vを引く事例を調べるとこのあたりを無視した事例がよくあります。特に100Vコンセントに200Vを引いてオーディオグレードのケーブルを使っている事案はもっともハイリスクだと思われます。それに比較すればかなり安全だと思います。

これが該当部施工中画像。通常より太い配線というか取り回しができてコンセントの穴に入る限界の太さのケーブルを個別で入れてもらいました。取り回しの都合上一番太い配線は2本のみで低域用パワーアンプ専用にする予定です。低インピーダンス配線は正義です。地中アース線もこの場所専用に取ってもらいました。

さいごに施工業者なんですが、とりあえずうちが依頼したリフォーム会社は記事の末尾で紹介しています。ただし電気工事はここの下請けがやっていますので、リフォーム会社が工事をやったわけではないです。あくまで私が下請けとして工事にやってきた、個人事業の街の電気屋さんに個人的に依頼しただけです。電気屋さんの連絡先は知らないし正式な会社名も知りませんので回答は出来ません。どうかリフォーム会社に苦情を送らないようにしてください。

床の強化について

この物件は幸運なことに1F床下にコンクリートが全面に入っているのですが、実際の床下は上の画像のように木材が飛び地になっていて、その上にボードが敷いてあります。これでは床強者には決してなれません。しかし全面で床強者になる必要はないので、オーディオを設置する場所のみ床下の空間をなくして床強度の確保を依頼しました。

具体的にはコンクリ層の上に木材を使わない、隙間を作らないことです。そして表面は石で仕上げました。

コンクリ10cm>モルタル3-4cm(高さ調整用)>大理石2cm

このように空気層も木材層もなしです。大理石は本物を敷きます。本当はメーカーの展示場で石を叩きに行きたかったのですが、コロナ騒動でどこも展示場関係は閉鎖していたのでそれはできませんでした。なので厚みが一番あるこれを選びました。ちなみに大理石は御影石よりは低音寄りの響きです。

https://www.advan.co.jp/eshop/items/MAR-6120/

施工中、施工後はこのような感じです。

実際にオーディオシステムを置いて思ったことなのですが、これくらいやると普通の床に比べて強度は全然違います。SPで低音だしても石床は全く振動しません。普通は床が弱いので機材やケーブル用にインシュレータを設置しますが、ケーブルは中途半端に浮かせるより石の上を直接這わせたほうが音は落ち着いています。空中に浮いているケーブルは音波で共振するからだと思います。床が強くなるとこの辺の傾向は変わるみたいです。インシュレータも木材ではなくてもっと強い材料が必要かもしれません。このあたりはまだ試行錯誤できていません。とりあえず床が強ければあまり神経質にならなくても良いということはわかりました。

ちなみに強い床といってもこの方の家ほどの強さはありません。ここは床下70cm全部コンクリでその上にフローリングだそうなのでなんというか上に乗ったときの揺るがなさはだいぶ違います。10cm床下空間ありと70cm床下空間なしではだいぶ違いあります。うちは10cmコンクリートと言っても人が飛び上がったりするとそれなりに揺れます。

lookkg486さんの余力溢れる超ハイエンドシステム

もうひとつ凄い施工例はここにありますが、リフォーム会社の人にこれをやったらいくら位かかりますかって聞いたら床だけで数百万円覚悟になるみたいです。床以外も凄いことになっていますので費用は桁違いでしょうね。うちの工事は床関係は材料工賃全部入れて数十万円(前半で十分終わる範囲)なので全然費用が違います。大理石をちょっと敷くだけなら費用はそんなにかかりません。

バーチャル富裕層的、低価格で実現するインテリア

問題の項目です。公開するか迷ったのですが参考になる可能性もあるので書きます。

前提として自分は偉そうに言えるほどインテリアは玄人ではないです。リフォーム決まってから必死で考えたり調べたりした程度です。それまではあまり興味なかった分野です。そして大体寄せ集めパクリだらけです。オリジナリティを出せるほどノウハウはないので素直に良いものをパクるのが確実です。さらに低予算でできることしかやっていません。紹介するのも低予算で見た目だけそれっぽくする手段ばかりです。それでも良い方だけ読んでください。既に自分の方法論や価値観がある方にとっては以下はゴミ情報です。

頑張って富裕層インテリアは色々見て参考にしました。最初の参考先はとりあえずここです。

高級リフォームの事例一覧

どの事例もうちとは予算の規模が違うのですが、上記会社はデザイン料が入っているのと、素材に本物や高級品を使っていること、コストがかかるような工事も躊躇せずやっていること、このあたりが高額になっている理由だと思います。

とりあえず安易にパクれそうなところは下記と思います。あまりお金がかからない部分を要所でピックアップすれば、低予算で少しだけそれっぽくできるかとは思います。アイデアは自分で考えれば無料です。デザイン料を除外するだけでもだいぶ違います。

  • デザインの方向性を一致させる。うちの場合はモダン系(Vicoustic入れる時点で確定、オーディオとの相性は良い)。
  • 色は3系統くらいでまとめる。自信がないならむやみにカラフルにしない。
  • 石+間接照明を組み合わせる。石の凹凸に光を当てて見せる。たぶん表面の素材感を見せることが大事。
  • 基本ダウンライトと間接照明のみ。照明をあえて見せる場合はテーマに合わせて厳選する。

真似すると費用が跳ね上がるのは、

  • 複雑な形状の作り付け家具。人件費と材料費。既製品で似たようなものができるなら避ける
  • 無垢材、本物の石、希少材料を使った床、壁、天井、ドアなど。高いです
  • 建物の”基本構造”に関わる部分に手を入れる。(後付の壁をいじるなら意外と高くない)
  • ブランド家具。バーチャル富裕層なら避けたい。

だいたいこのようなところかと思います。最後の高級家具が必要なのは健康に関わる椅子位でしょう。治療はお金がかかるので長い目で見れば体にあった高機能の椅子は高くないと思います。

あとバーチャル富裕層的であっても石壁は安い壁紙では凹凸が表現できないので壁紙は避けましょう。ここは陰影が表現できる素材が必須になります。うちは石のようだけど石でない施工しやすい材料(グラビオエッジ)を使っています。これは板形状として仕上がっていため職人さんの貼り手間が少なく、単価も壁紙よりは高いですが石よりは安いです。材料費より人件費が高いので貼り手間が少ないことはとても大事です。以下リンク。

https://www.daiken.jp/product/detail/wall/13110105.html

写真で見ると特に問題はありません。よほどのインテリアマニア相手でなければこれで安っぽいとは思われないでしょう。

次に壁紙はやっぱり大事と思います。デザイン的には大変重要です。富裕層なら本物の塗り壁でしょうけどこれは高いので壁紙が一般人の現実です。でもできることはたくさんあります。

まず白い普通の布地ばっかりはっても普通の家にしかなりません。アクセントクロスは最近の流行ですが、いきなり自分のオリジナリティを発揮するのも大変危険です。センスが無いと自覚しているならばpinterestで検索してパクりましょう。googleより質の良い画像が簡単に集まります。ここから人気がある画像のうち気に入ったものをそのまま真似すればいいです。たくさん見ていると段々わかってきますが、大体は壁紙と照明の組み合わせでそれらしく見せているだけです。モデルルームとかも大抵は大したことはやってません。

https://www.pinterest.jp/search/pins/?q=%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9

本物の無垢とか木材とか使うと高いですが、実際には壁紙を使って偽物でもそれっぽく演出は出来ます。

木材系の壁紙でおすすめはサンゲツのハードウォールというシリーズです。

https://www.sangetsu.co.jp/pdfdownload/old/hardwall18/

壁紙としては高額なのですが、本物の木材よりは遥かにやすいです。天然木のWill Woodという壁紙シリーズもありますがこちらはかなり高額になります。ハードウォールは表面強度が高くしかも近づいて見て触っても結構それっぽいです。目が緻密なので普通グレードの木材柄壁紙よりはるかに本物に近いです。一般クオリティの壁紙を使う場合は天井のような近づいて見ない部分ならOKですが、壁のように近づいたり触ったりする可能性がある場所はこちらのハードウォールをアクセントに使うのがおすすめです。

うちはトイレでアクセントとして使いました。この木材柄がハードウォールです。

富裕層っぽい壁紙はエクセレクトというカタログがあるのですが、値段も高いです。これはあまりにも無難ではないデザインが多く、センスよく使う難易度はかなり高く、どこにも使えませんでした。これはうまく使えれば効果的と思います。一応紹介しておきます。

https://contents.sangetsu.co.jp/digital_book/xselect18/

次に大理石調の床、ハピアフロア。これも富裕層の演出に良いアイテムです。

https://www.daiken.jp/flooring/lineup/10100016.html

実際には板材の上に石目模様が入っているだけなんですが、表面が光沢仕上げなのでそれっぽいです。値段は勿論石より安いし、石のように冷たく固くないので実生活ではこちらのほうが良いかもしれません。大理石は湿気に弱いですがこれは木材かつ表面撥水なので問題ないです。

ただし値段はそれなりに高いです。フローリングより高く石床よりは安いくらいですね。でも低予算でオール石っぽくするならこれで玄関とかリビングを作るのも選択肢とおもいます。うちはトイレだけこれ使いました。トイレくらいの面積なら現実的な予算で出来ます。玄関もやろうかと思ったのですが聞いたら階段もやらなければならないとかなんとかで、かなりの金額が掛かりそうなのでやめました。うちはリビングが広いので採用しませんでしたが、リビング全部これにすると一気に富裕層感が出そうです。16畳くらいのリビングならそんなに高くないです。

次にカーテン。個人的に良いと思ったのはスミノエのモードSというシリーズ。カタログを見たときにこれは良いと思いました。結構お値段するので一箇所でしか使っていませんが、要所で使うには良い感じだと思います。距離とか角度によってパターンが多様な表情を見せて良い感じです。他にはカーテンで良いと思うものがあまりありませんでした。

見本帳一覧

照明は自分で買って施工業者さんに渡しましょう。こちらで依頼した業者さんは購入して渡してもやってくれました。結構コストダウンになります。買ってもらうとかなり高いものになることがあります。間接照明は1500円、ダウンライトは1000円程度です。

後大事なのは空間演出、スペースなんですが、これはとても重要なのに簡単にはパクれません。結果として広く見せることは大事なのですが、狭い空間を広く見せるのは複数技術の組み合わせなので簡単ではないです。これは一言では説明できないですが、広さの上に成立する物が少なく見えるレイアウトがとても重要のように感じます。これは間取りや空間の見せ方、収納の徹底など複数の技術の組み合わせでしか成立しないと思います。

なので正直な所郊外の広い家で絶対的に広さを確保するのが一番簡単です。狭い家で生活空間を余裕あるように演出するには収納場所含めて難しくなるかと思います。細かい事前設計が必要でデザインや設計のための費用がかかる部分になると思います。

例えばこの写真、赤で示した部分が広く見せる技術です。

吹き抜け、透けて見える階段、無駄のように見える窓、遠くまで見渡せる間取りのダイニング・キッチン。実際には広角写真でごまかしてるだけでそんなに広くないだろうと思いますが、視点が遠くまで届くため、空間が広く見える錯覚だと思うのですね。

しかしそのための設計が必要で、その上で物が少なくスッキリ見えるように家具を配置、収納しなければなりません。視線を遮るような家具の起き方は駄目だし、色々なものが出っぱなしになっているのも駄目だということです。実際の生活の中でこれを維持するのはけっこう大変だと思います。よほどこだわりがないなら維持は出来ないでしょう。

なので、そこそこ郊外の中古物件で広い物件がいいのです。このような面倒なノウハウを積み上げなくても広い物件のほうが良いです。収納も豊富でものが散らかりにくいし、デザイン料や維持の手間もかかりません。

そういう意味でも東京住みはバーチャル富裕層的には大変厳しいです。超高額な土地にはじまり、密接する住宅に配慮するための防音コスト、定在波対策のコスト、狭い空間を広く見せるための設計デザインコスト、さらに工事中の業者さんが使うための駐車場とか、諸々いれると大変余計な費用がかかります。東京は一時的な仕事のための仮住まいか、富裕層のための場所だなぁと思います(個人的意見です)。

真の富裕層は別格

昔はIKEAのカタログはセンスよく見えたのですが、こういうことを調べまくってからIKEAカタログを見るとやたらごちゃごちゃして見えてきます。

https://www.ikea.com/jp/ja/rooms/living-room/gallery/

悪くはないと思うのですけどものが全体的に多く見えます。物が多いとどうしても富裕層というイメージから遠くなるようです。やっぱり空間的余裕が理由かなって思います。

やっぱり富裕層というとこんな感じじゃないでしょうか。これはバーチャルでは絶対に届かない富裕層だと思います。もはや真似しようとも思いません。天井高や空間の広さが別格です。空間的余裕が桁違いです。

https://www.kencorp.co.jp/housing/buy/feature/theme/residence/

https://www.yamakawa-design.co.jp/case/

あとツイッターにもこんな人がいました。この人の家もいいですね。やっぱり石と空間の広さとテーマカラーです。

海外の事例です。CGも混ざっていますが、イメージとしては正しいです。

51 Luxury Living Rooms And Tips You Could Use From Them

上のCGが現実になったようなペントハウス

https://www.businessinsider.jp/post-204946

アパートに足を踏み入れると、違う世界にいるかのように感じた。 ニューヨークの高層アパートだったというだけではなく、外観やロビーとは違った柔らかなラインと自然光、ニュートラルな色調でいっぱいだったからだ

部屋の中からの景色もいい。ダイニングにいると、フリーダム・タワーがよく見える

独立した浴槽と息をのむような景色が自慢だ

このサイトには別格の物件がたくさんあるので面白いです。既に家というレベルではないです。

https://www.businessinsider.jp/post-203863

ブガッティ・ヴェイロン

ガレージは家より大きく、約2万7000平方フィート(約2500平方メートル)。寝室が1つと浴室が2つが付いている

不動産会社によると「この家は、風水に対する配慮と精密工学から恩恵を受けている」という。

スパ・ルームに

プレイボーイ誌の創業者、ヒュー・ヘフナー(Hugh Hefner)邸のプールをヒントに作られた

「スタートレック」にインスパイアされたホームシアター。宇宙船エンタープライズ号の内部を思わせるインテリアと、宇宙船のロゴ入りの座席がある

3Dで事前に検討できると安全です

これは誰でもできることではないのですが、とても便利かつ事前検討としてとても効果的だったので少しだけ紹介します。間取りから3D室内を作ってライティングやテクスチャの設定をすれば、かなり実物に近い画像を作ることが出来ます。色々なカタログサイトをよく見るとテクスチャ画像をDLできるようになっていますし、カタログがないものも商品画像とかから切り抜いて貼り付ければ意外と大丈夫です。

正直壁紙や床の色って、部屋の採光や照明の組み合わせによってかなり見え方が変わります。カタログを見て頭の中でなんとなくイメージするのと、実際に組み合わせるのはかなりの印象差があります。だから事前に3Dで検討するのが一番です。なにしろ実際にやって気に入らないということがあったら大変なことです。家は長く住む可能性が高く、気に入らない色やデザインと長く同居することになってしまいます。なので私の場合は3Dでかなり慎重に事前検討を行いました。そもそもデザインを外注すれば良いのかもしれませんが高額になってしまいます…。ここでも予算の問題がありました。

簡単な形状は自分で作りました。Wavewoodの模様とか窓は細かく作ってなくて平面のカタログ画像を貼り付けているだけです。FlexiWaveは立体造形なので仕方なく自分で作りました。家具類はここから適当にDLできます。面倒で複雑な家具類は既存のものを使います。だいたい探すと家造りに必要なものはあります。

https://c4ddownload.com/

https://free3d.com/ja/

https://www.all3dfree.net/

https://www.cgtrader.com/

https://open3dmodel.com/

実際の写真と3D画像を貼ります。組み合わせや仕上がりのセンスは置いといて、結構3Dと現実を比較したときに再現性が高いことがわかるかと思います。

依頼した施工業者

こちらも紹介しておきます。原価公開式で壁紙とか細かいところも希望に合わせてやってくれますし、支給した部品を使って施工もやってくれます。融通がきいて大手より安いです。

http://www.behouse.jp/top.shtml

次回以降はオーディオ関係

  • 富山のIさんに作っていただいたタイムドメイン風SPについて
  • ゲインも周波数特性もバラバラなので送り出しでデジタルEQをかけまくる
  • 低域クロス周波数の見直しとスピーカの定在波
  • T500A高域のディップ対策

バーチャル富裕層についてはこちらの記事参照

年収400万円台からはじめるバーチャル富裕層

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