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DesignSpark PCB V7の不具合とダウングレードの方法


最近DesignSpark PCBのVer.7.1を入れていろいろ試していたのですが、致命的な問題を見つけたので報告とダウングレードのための方法を書いておきたいと思います。不具合は主にCopper pour関係です。Ver6.0まではこのような問題は見たことなかったのですが…。もし最新版を使っている方は下記の不具合に気をつけてください。

不具合1

小さい領域の自動塗りつぶしが一部効かなくなってしまいました。でもこちらはまだましな不具合です。

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緑の線で囲ってあるところが本来ベタパターンで塗りつぶしたいところなのですが、GNDのビアが打ってあるのにベタになりません。どうやらある程度の広さがないと勝手にベタにしないように仕様変更になった模様です。一応最低面積の設定もあるのですが、最小を0にしても治りませんでした。Ver6までは細いところでもちゃんと塗りつぶしてくれたのですが…。

これがどうまずいかというとクロストーク対策のパターンが書きにくくなることです。狭くてもちゃんとGNDに落としていればシールドとしての効果が期待できますが、上のようになにもないと隣に載っている信号が乗ってくる問題があります。特にこのパターンは隣り合っている配線がどちらもADCへの入力なので大変よろしくありません。

不具合2

こちらは場合によっては致命的な問題です。まず意図したとおりの正しいベタは次の画像のとおりです。

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これを塗りつぶしの順番、パターンの仕切り方を少し変更するだけでこのようになってしまいます。

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この図でまずいのは二点。一点は分割するべきベタがショートしていることと、もう一点はベタがかかるべきところにベタがかからなくなってしまうことです。左下の部分は全くベタがかかっていないのがわかると思います。

正直この不具合を見てVer.6に戻すことを決めました。パーツエディタを開く度にRSナンバーを入れろって言われるようになったのもマイナスです。

Ver.6への戻し方

Ver.7で保存したパーツのデータはVer.6で開こうとすると新しいフォーマットなので開けませんと出ます。ですがちょっとした改造でVer.6でも開けることがわかったのでその方法も書いておきます。自分へのメモでもあります。

まずバイナリエディタで*.cmlファイルを開きます。新しい部品はCScmComponentPFこのように記載されています。Ver.6で保存したところはこの部分がCScmComponentiBになっています。違いはPFかiBかというところです。

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そこでVer.7で保存したファイルの該当部分、CScmComponentとCPcbComponentの2つがありますので両方ともPFをiBへ書き換えます。

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このようにすると、Ver7.1で作った部品でもVer.6で開くことができました。しかしこれは無理矢理過ぎる方法ですから、これによって未知の問題が起きる可能性もあります。幾つかのデータではソフトごと落ちるというケースもありましたので自己責任でお願いします。

とりあえずこれで一部のデータは開くことはできるので元のデータを参考にVer.6でもう一度部品データを再構築する方が安全かと思います。